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相方の道明寺 〈コメディ〉 前編

〈相方の道明寺〉 ー短編コメディ 前編 ー




「もう、キミなしでは生きて行けない…」


☆☆☆



永徳高校、カフェテリア。
洗練された学生達が多く集う中でも特に異彩を放つ4人組ーーー通称F4と呼ばれる、4人の見目麗しい若者達は、今日も何となく、たむろしていた。
しかし、ただたむろしているだけでも絵になる彼等。
普段なら、ちょっと離れた場所に"キャー"とか、"カッコイイ!"とか、こっそり隠し撮りしようとしたりとか、とにかく目をハートマークにした女子学生達がいるのが普通だった。

でも今日は、女子学生が遠巻きに、いるにはいるのだが、何となく皆、変な顔をしている。
それもそのはず。

花沢類が、腕に特大のまくらを抱きしめ、さらにそれに頬ずりしているのだ。

「もう、キミなしでは生きて行けないよ…」
スリスリ。

横で見ていた総二郎が、呆れた様子で、隣のあきらに話しかけた。

「おい、類のやつ、あんなまくら、どっから持って来たんだ?横にいる俺まで恥ずかしくなってきた…」

「ほっとけ。言っても無駄だ。あの感触がたまんねぇんだろ。」

「感触ねぇ。俺も感触は大好きだぜ。女の子の、柔らかい×××の感触とか、あとOLの」

ガスッ!

「イテッ!何だ牧野、いたのかよ。」

「いて悪かったわね。今来た所よ。真っ昼間から下ネタなんて、さすがエロ門さんだわ。
でもそんな事より、やっぱりここにいたわね、道明寺!」

「あ?」

「あ?じゃないわよ。今日は昼休みに、今度の学園祭でやる、お笑いE-1グランプリの、ネタ合わせするって言ってたじゃない!まさか道明寺、忘れてた…?」

つくしのジト目にタジタジとなった司は、慌てて

「い、いや、忘れてねぇよ!ここで待ってれば、お前が来ると思ったんだよ。」

と言った。
つくしは、大いに疑わしい目で司を見ていたが、

「ま、いいわ。とにかく練習しましょ。」

と、司の隣にストンと腰を下ろした。
いきなり隣に座られた司は、内心、制服ごしに触れる腕や、ふわりと薫った何とも言えないシャンプーの香り?に動揺しまくっていたが、必死で平静を装っていた。
しかし、そんな事には全く気がついていないつくし。
さっさとネタ帳を広げ、練習するわよ、とばかりに、司に向き合った。

「いい?この間、筋書きは読んだよね。道明寺がボケで、私がツッコミ。」

「だから何でオレがボケなくちゃなんねぇんだよ。」

「バカね。あんたにど突かれたりしたら私、骨折するから。それに絵的にも、イジメっ子とイジメられっ子にしか見えないから、あんたがツッコミだとまずいのよ。」

「なんでオレがこんな事…」

「あんたがやるって言ったんじゃない。あたしは別に、相方は桜子でも、類でも…」

「わかった。俺がやる。」

宣言すると、つくしの手からネタ合わせ帳を取り上げた。

「じゃ、行くわよ。道明寺から。」

司はしぶしぶ、ネタ帳を読み上げ始めかた。


☆☆

『ぶつぶつぶつ…論より証拠…猿も木から落ちる…弘法にも筆の…』

ごつん!

『イタッ。ちょっと道明寺くん、廊下は前を向いて歩きなさいよ。ところで、廊下を歩きながらブツブツ言って、何してますのん?』

『おう。あのな…。』





(後編へ続く



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☆☆

後編は近いうち、アップします。
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- 1 Comments

チムチム  

拍手コメント御礼

※丸様

わかりにくい場所に分かりにくく御礼書いてます。あしからず。ごめんなさい。
司さま、漫才?!
しかし関西人でもない彼に、相方が勤まるのでしょうか。

おサボり気味にやってます。※丸さんこそ、本当にエライ!!
また遊びに行かせて下さい(*^_^*)よろしくお願いします!

2017/10/28 (Sat) 14:25 | EDIT | REPLY |   

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